■竹のおはなし |Bamboo Story
竹は日本人の衣・食・住、全てにわたって密接に関わってきました。
これらは食品の日持を向上させるために、昔から生活の知恵として活用されてきました。開発元のタケックス・ラボでは、この食品の保存性を高める成分が、竹のどの部分に最も多く含まれているのかを研究し、緑の表皮部分に多く含まれていることを発見しました。竹は、成長期には2ヶ月で20メートルも成長します。この成長を可能にするのが内側の白い繊維質部位に存在する濃密な栄養分です。これは酸化しやすく腐りやすい上に、すぐにカビが発生し虫も入りやすい成分組成で成り立っています。この繊維質部分を細菌やカビ、腐敗や虫から守っているのが緑の表皮部分です。
竹と日本人の食とのかかわりは、そのほとんどが食品の保存目的に使われています。竹の皮でおむすびやお肉を包んだり、笹寿司、笹かまぼこ、和菓子などです。これらは食品の日持を向上させるために、昔から生活の知恵として活用されてきました。
効 果 |
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抗 菌 効 果
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食中毒の原因となる大腸菌O-157や黄色ブドウ球菌等をはじめ細菌・雑菌等にも効果があり、カビの抑制、ノロウイルス等にも効果有
<有効成分>2.6ジメトシキ1.4ベゾキノン パラペンゾキノン タンニン
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抗酸化効果
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竹の成分であるモウソウチク抽出物には酸化による腐敗を招くのを遅らせる効果があります。
<有効成分>フロフラン型リグナン ポリフェノール
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消 臭 効 果
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竹の成分の中に、臭いを分解する成分が有り、消臭効果があります。
<有効成分>フェノール類・フラボノイド
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そ の 他
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その他にもいろいろな有効成分有
<有効成分>クロロフィル キサントフィル B-カロチン ピオラキサンチン
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- ■モウソウチク抽出物の安全性
- ラットを用いて行った急性毒性は5000mg/Kg,経口ゾンテを用いた投与の結果、5000mg/Kg投与に於いて急性毒性が認められず、各臓器の肉眼病変や無投与群との間の体重差も認められなく(2)、反復投与も無毒性量の最高用量である5%であり、変異原生試験は細菌を用いた復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞を用いた染色体異常試験も、いずれの結果も、陰性と判断され(5)、モウソウチク抽出物は安全性が高いといえます。
- ■モウソウチク抽出物の有効性
- 従来より、竹には抗菌作用があると言われてきた中、特に、孟宗竹より抽出した、モウソウチク抽出物には強い抗菌活性が見出されています(表-1)(1)(2)(3)。
- 更に抗菌成分は121℃ 2時間の加熱を行っても抗菌効果は低下する事がなく(図-3)、加熱殺菌にも耐え効果的に利用ができます(6)。
■モウソウチク抽出物の最小発育阻止濃度
細菌試験:トリプトソイ寒天37℃、48時間培養 真菌類試験:サブロー寒天20℃、96時間培養
■モウソウチク抽出物のウイルスに対する効果
モウソウチク抽出物がウイルスを不活化!!
大阪府立大学との共同研究において、食中毒のおもな原因物質であるノロウイルスの代替ウイルスのネコカリシウイルスに対し、不活化効果を確認。また、鳥取大学との共同研究において、鳥インフルエンザウイルス(H5N3)の不活化効果を確認!(プレス報道にもなりました)
ノロウイルスの代替ウイルス
のネコカリシウイルスに対する不活化試験
【試験機関】大阪府立大学大学院獣医微生物学
【試験方法】試験管内でウイルス液とクエン酸緩衝液、竹抽出物を作用させ、TCID50(50%組織培養感染量)をReed-Muench法により算出した。対照試験としてウイルス液とクエン酸緩衝液を作用させた。
【試験ウイルス】ネコカリシウイルス(F9株)
【試験サンプル】5%乾固物竹抽出物を添加
【試験結果】30分間作用させることによって99.99%以上のウイルスを不活化